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あけまして・・・。
『とんでもない事になっているのだろう』と期待に胸をふくらませて、ミッションを開けてみました。今回は、以前紹介したノーベル・フランス・レーシング・チームにお邪魔しての作業ででした。
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【作業開始】
ボルトを緩めてケースを開けていくだけで、特に難しい作業はありませんでした。注意した点は、ケースがアルミ製のため力ずくで開けてケースを破損しないように注意しました。プロペラシャフト側からバラしていき、最終的にギヤが入っていく部分は、上下に分かれました。
ところが・・・? 期待とは裏腹に中身は、インプットシャフトに付いている4速のギアが、破損しているのとバックギアのシンクロが極度にいたんでいるだけでした。「4速ギアがいたんでいてカウンタシャフトに駆動が伝わらないのか。」と納得しかかったのですが。
このくらいのキズで・・・!!
『繊細には出来ているのでしょうがあまりにも繊細過ぎない?』と疑問が。。。『この4速ギア原因なら4速以外でクラッチを繋いだ時「フン」とか「スン」とか言ってもおかしくないよな・・・。』と思い。
実験開始!
カウンタシャフトのついている下のケースにインプットシャフトを載せ実験をしてみると・・・。やはり、ギアは、噛み合っているのです。『繊細なんだな。』と思いきやカウンタシャフトが上下左右と自由自在に動いてしまうのです。それで、クラッチ側のベアリングのカバーを開けてみるとベアリングは、見事ばらばらになっておりました。
※カウンタシャフトをケースから外すのは、プレスとプーラーを使用しました。
納得!
ベアリングの破損を確認し原因と症状が結びつき納得しました。。。
今回も、ノーベル・フランス・レーシング・チームの皆様には、多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。
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